貿易と貿易風は違うのか

海上輸送に、貿易という言葉が頻繁に登場して来ます。

おおかた、貿易の意味を知っているのかもしれませんが、よく見れば、貿易という言葉って漢字からはなかなか意味を探ることができない字をしています。

海上輸送において、貿易という言葉は日常的に登場しますが、もうひとつ、貿易という言葉が頻繁に使用されるのは、気象においてです。

今回、貿易風がなんなのかここで解説します。

恒常風と季節風

一年中ほとんど同じ方向に吹いている恒常風と、夏と冬とで風の向きが変わる季節風(モンスーン)の二つのパターンがあります。

偏西風、貿易風は1年中ほとんど同じ方角に吹く恒常風のことを言います。

偏西風は、緯度がおおよそ35~65度のエリアで西から吹いている恒常風のことです。

貿易風の場合は、緯度がだいたい30度以下のエリアで東から吹いています。

偏西風の場合、北半球では「南西風」となって、南半球の場合では、北西風となります。

一方で貿易風の場合は、北半球では北東風として吹き、南半球において、南東風として吹きます。

季節風は、夏は海から陸へ、冬は陸から海へと季節によって風向きが変わる風です。

風向きを決定する大気大循環性

基本、風というものは、気圧が高いところから低いところへと向かい吹きます。

赤道付近は気圧が低くて、南北回帰線付近は気圧が高いことも大事な抑えておかなければならないポイントです。

ですから、風の配置は、低圧帯と高圧帯の分布によって、おおまかに決定されると言っていいでしょう。

そのようなことを、大気大循環と言います。

なんで貿易風は貿易風という名前がついたのか

では、海上輸送に関わる人たちは、なんで、身貿易風に貿易という名前がついているのか不思議に思っているのではないでしょうか。

果たして、貿易風は、貿易と関係のある言葉なのでしょうか。

trade windとは、貿易風のことです。trade windは、海上輸送をしている人たちが、帆船がこの風を利用し海を渡ったことに由来するといわれていたとも言われています。

また、tradeとは、決まった経路という意味合いであり、 path や trackと同じ意味合いでした。

そもそも、 tradeとは貿易とはそれ程関係のない言葉であったのですが、18世紀になって、大西洋を横断していたイングランドの商船団で、tradeという言葉が頻繁に使用されるようになったと言います。

その頃から、tradeは、決まった経路という意味合いだけでなく、外国との商業的取引という意味合いを持つことになります。

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